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明清館珍品

寿文字金挑心

明(1368~1644年)のもので、長さ5.1 cm。

挑心というのは明の時代にある髪飾りの一種です。通常なら簪をもとどりの中に挿して身に着けます。簪の飾りは仏像、仙人、サンスクリット、鳳凰などが一般的です。この挑心には「寿」という文字の模様が刻まれてあり、文字の中間部分には、雲の模様が両端に追加され、片側の文字に雲の模様が加えられ、もともと縁語の良い簪をより引き立たせます。

 

寿字金挑心2.jpg